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1967年創刊の隔月刊「ジャズ批評」誌2023年1月号(№231)、特集「私が選ぶ日本ジャズの名盤」。メイド・イン・ジャパンにこだわった46人の愛聴盤!!と、ある。選ぶ作品は原則日本のレコード会社からリリースされた、日本人がリーダーのいわゆる和ジャズのレコードとCD。ジャズを長年愛聴して来たジャズ喫茶店主やFMパーソナリティ、レコード制作者、報道関係者、ライター、評論家、編集者、楽器製造会社員、ジャズファン、レコード店主、オーディオ愛好者等へのアンケートで一人5枚ずつ選んだもの。
その中に穐吉敏子さんの作品が何枚選ばれているかとページをめくったら「孤軍」を選んだ山形オクテットの相澤榮さん。「1980・穐吉敏子トリオ・イン・陸前高田」を選んだ評論家の後藤誠一さん。「Toshiko」を選んだ嶋崎研二さん。そして読者編の各一枚では、「マイ・ロング・イエロー・ロード」と「トシコ旧友に会う」の計5枚が選ばれていて、納得。 そしてページをめくりながら僕の目を止めたアルバムが3枚ありました。それは言うまでもなく、外盤一辺倒だった日本のジャズ業界に一石を投じよう!と、当時北海道を中心に活躍していたベースの中山英二のレコードをプロデュースし、世に送り出した、ジョニーズ・ディスクのデビューにして中山のデビューでもあった「アヤのサンバ」(中山英二カルテット・1978年)そして第5作「海を見ていたジョニー」(坂元輝トリオ・1980)はたまた「1980・秋吉敏子トリオ・イン・陸前高田」(2014年発売)の3枚が」選ばれていてビックリギョウテン!。 それこそ戦後に始まった、本格的な日本のjazz史は約80年、その間に作られたレコードやCDのおびただしい数の中から、今なお名盤として愛聴され続けている不思議なうれしさと喜びは、ある意味で制作者の僕よりも、それらのレコードやCDを世に出すために、制作にご協力をして下さった日本全国のジョニーズ・ディスク・ファンクラブの皆さんのものでもあるに違いない。ありがとう! そういえば「海を見ていたジョニー」をギリシャのアテネで2004年に発見して買って来たという方の話(盛岡タイムス・幸遊記№605・2022/8/29)。ジャケットの裏に書かれていたサインを後日写真メールで送って貰ったら、何と‘82年2月に現地にて僕がサインをしてレコード店に飾って置いて下さいと頼んで来たそのものの40年後日本への帰着証拠写真に再度ビックリ!しました。 戻る |
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