盛岡のCafeJazz 開運橋のジョニー 照井顕(てるい けん)

Cafe Jazz 開運橋のジョニー
〒020-0026
盛岡市開運橋通5-9-4F
(開運橋際・MKビル)
TEL/FAX:019-656-8220
OPEN:(火・水)11:00~23:00

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幸遊記NO.573 「佐々木健39年間の想い入れ」2022.1.17.盛岡タイムス
 今年(2022)10月オープンする「穐吉敏子ジャズミュージアム」へのご寄付や関係資料の提供を呼び掛けているところですが、先日、横浜の佐々木健さんから電話あり「自分が聴いて来た穐吉さんのコンサートのフライヤーやチケットの半券、パンフレットなど、寄付したい」だった。ありがとう!
 佐々木さんは僕と同じケン。出会った時から親近感を持った。以来交流が続き、2019年8月彼がお父さんと一緒に来た時には懐かしさに包まれた程、彼の父は昔の僕の父の面影を想い出させてくれた。盛岡に生まれ、仙台で育った健さんは今年還暦を迎えるが、彼は小学生の頃から父の影響で、洋楽にはまり、高校生になるとジャズに熱中。東京での大学生時代は休日ともなると都内や横浜のジャズ喫茶めぐり。アルバイトで得たお金は、ほとんどレコード代に消えた程、ジャズにのめり込んだ。
 その決定打となったのは‘83年11月6日、東京の郵便貯金ホールで行われた秋吉敏子トリオの演奏会を聴きに行ったことだった。その時、16才でダンスホールのピアノ弾きとしてスタートして以来39年目の秋吉。そして健さんはその83年から数えて39年の今年まで、大切に保存してきた「’83・秋吉敏子トリオ日本公演パンフレット」をご提供頂きました。39!39!サンキュー!まさに銀河鉄道スリーナイン!と僕の語呂合わせ!それはそうと、彼は83年から今日まで、幾度も幾度も穐吉敏子コンサートを聴き続けて来た根っからの穐吉ファン。
 彼の、もう一つの趣味?は写真。そう彼の目はクロートの目である。何年か前、送って来た開運橋の写真ハガキに僕は目を奪われ、感動のあまり彼にお礼の電話をした記憶。2019年には彼から届いた「柏原悌一写真集」(柏原悌一写真集製作委員会発行)。表紙の写真、砂浜のコンブ干し風景を見て想い出したのは昭和54年(1979)発刊の写真集団“いわて”作品集の中で特に印象に残っていた、あれ「磯に生きる」。もしかしてと探して見たら、やはり柏原作品だった。柏原悌一(1932~2013)氏は元岩手県写真連盟会長、生まれは僕と同じ平泉で健さんの母の妹のご主人(盛岡中央通りにあったお茶屋さん柏喜園の店主)だった。健さんはその叔父さんから暗室の技術を伝授して貰って以来40年、今なお白黒のフィルムにこだわり続けているのでした。あぁこれもジャズ。



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