盛岡のCafeJazz 開運橋のジョニー 照井顕(てるい けん)

Cafe Jazz 開運橋のジョニー
〒020-0026
盛岡市開運橋通5-9-4F
(開運橋際・MKビル)
TEL/FAX:019-656-8220
OPEN:(火・水)11:00~23:00

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幸遊記NO.505 「聴くための映画“BASIE”」2020.9.21.盛岡タイムス
 コロナ禍で上映が延期になっていた「JAZZ・KISSA・BASIE」(ドキュメンタリー映画・Swiftyの譚詩)が9月18日(2020)全国一斉封切!その日、一回目の上映を「盛岡・ピカデリー」で観た。前日夕方、主人公の菅原正二さんにTELして「一関で観ようかな」と話したら「俺は舞台挨拶もやらないし、じつは一週間ぐらい雲隠れしようと決めているのさ」だった。
 「その男は、レコードを演奏する」「岩手県一関市、世界中から客が集うジャズ喫茶・ベイシー。マスター・菅原正二が50年にわたってこだわり抜いた唯一無二の音と“ジャズな生き様”を炙り出すドキュメンタリー」と映画のフライヤーにある。今、世の中は聴くでもなし、聴かせるでもなく只々、聞こえる程度のタレ流し放送設備で巷までジャズがあふれかえっており、それに正比例するように、ジャズ喫茶への客足もとだえがちになって久しい!だが、例外が一つあった。ジャズ喫茶・ベイシーである。日本一の音!いや、おそらく世界一であると思う。音の気圧で音楽を鳴らし、堪能させ、満足に至らしめる。そして、時にはそのステレオの音とドラムで共演するマスターのサービスも、彼にとっては再生音チェックのための演奏である。(それはそうと週刊文春”9・24”グラビアにも載った!)
 一口で50年といえど、半世紀である。全国どこのオーディオマニアであろうが、ジャズ喫茶であろうが、束になってかかってみたところで、あの音、あの環境を作り出すのは不可能というもの。生き生きとしてスコーン、コカーン、ズドドドン、スタン!いきなりの絶頂。誰かが書いていた「こんなに聴こえる映画はほかにない」「優しい化け物みたいな音」「文化も歴史も音もこの映画に保存された」「歳をとったら又見たい」「人への愛、そして音への愛、それは生きていく上での大きなエンジンになる」と。特にも音に関しては、彼に影響受けなかった後続のジャズ喫茶は皆無といっていい程の存在であるが、あらゆる面で彼とは別路線を進んで来た僕も、店を45年続けてこれたのは、ベイシーという歳も店も5才先輩の巨大なスターの背を見て来たからなのですが、映画には僕もチラリ映し込まれていて、協力・「盛岡のcafejazz・開運橋のジョニー」とクレジットされていてビックリ!ああ、なんでだろう!



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