盛岡のCafeJazz 開運橋のジョニー 照井顕(てるい けん)

Cafe Jazz 開運橋のジョニー
〒020-0026
盛岡市開運橋通5-9-4F
(開運橋際・MKビル)
TEL/FAX:019-656-8220
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幸遊記NO.498 「秋吉敏子の全米デビューシングル盤」2020.8.3.盛岡タイムス
 今年(2020)1月6日の幸遊記№468でトシコ(秋吉敏子)の全米デビュー評論文(1954年)NYでの発見について書いたが、そのノーグラン・レコードLPMGN・22(10インチ・25センチ盤)が出る以前、実は45RPMのEP盤(4曲入り)2枚が先に発売されており、EPN・47と48のレコード番号である。47については2018年4月に僕が出版した「穐吉敏子への旅」という彼女のレコード全作品集に収録していますが、実はこのEPだけは自分が所有しているものではなく、山形駅前にある老舗のジャズ喫茶「オクテット」の相澤榮さんからコピーしてもらったものでした。
 いずれにせよ、同年(’54)にEPからLPになった同じ音源なのですが僕はこれまで、その敏子さん演奏の日本人初・全米デビューのオリジナル盤では一度も聴いたことがなく、ずーっと聴いてみたい衝動に駆られ続けてた。というのも、僕が持っているのは‘76年再々発売
のヴァーヴ不滅のジャズシリーズ・第8期特集「アメイジング・トシコ・アキヨシ」発売元・ポリドール株の盤である。最初の日本発売は64年、それでもアメリカ発売から10年もたっての日本盤の発売で、テープの状態が悪いせいか音がひずんでいて、これがCDに焼き直されても直らずで、原盤を聴いてみたいと思っていた。それが何と2020/7/31、EPN48のシングル中古盤がアメリカから届いたのです!ネットで見つけてゲットしてくれたのは、僕が盛岡に来た2001年から、親しい友人となった工藤正輝(盛山)さん!。最速針を落とせば、凄いリアルな音!で、ビックリギョウテン!ワーオッ!。
 僕はすぐさま山形に電話した。彼もあれ一枚で、米盤LPはないという。でもシングル盤の音の良さにくらべ再発日本盤の音のひどさについては同意見であった。先輩相澤氏が持っているのはN47.僕の手に入ったのはN48,同盤8曲中の4曲ずつである。LP収録A面分がN・47、B面分N・48は、初来日したJATP(ジャズ・アット・ザ・フィル・ハーモニック)のプロデューサー・ノーマングランツ氏によって、ラジオ東京でレコーディング。その記述(志摩夕起夫氏の文)‘54年ミュージックライフ誌1月号を見ると録音の曲順はB面(N48)4曲が’53年11月13日深夜、A面(N47)は14日午後の録音でした。



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