盛岡のCafeJazz 開運橋のジョニー 照井顕(てるい けん)

Cafe Jazz 開運橋のジョニー
〒020-0026
盛岡市開運橋通5-9-4F
(開運橋際・MKビル)
TEL/FAX:019-656-8220
OPEN:(火・水)11:00~23:00

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幸遊記NO.488 「君塚彩のフルートと日中生活」2020.5.25.盛岡タイムス
 15才・高校一年生ピアノ・菊池冬真君と、26歳のフルート奏者・君塚彩さん(現29)が僕の店で初デュオライブを行なったのは2016年12月のこと。その彩さんが店に現れビックリ!というのも昨年2019中国で日本語を教えている教師の妻となって彼女も中国に渡り向こうで暮らしていたはずが、正月に盛岡に帰省し、2月の友人の結婚式に出席。その後に夫の元へ戻ろうと思っていた矢先、中国からのコロナウイルス騒ぎで戻れなくなり、主人も日本に戻れず仕舞いでそのままずっと別居でスマホでのやりとりだけの新婚生活?。
 彼女が開運橋のジョニーでフルートを吹き出したのは岩手大学生時代。教育学部生涯教育日本語地域文化国文学研究室という、長い長い名称の所に在籍、学びながら自分が中学から続けて来た音楽もやり、大学での文学とのバランスについて考えた時、あこがれていたフランス在住の辻仁成氏の音楽と小説をテーマに卒論を書いたのだという。そのこともあって大学院に進んで音楽の勉強もしてみたかったそうだが落っこちたのだと。そのため東京でプロ活動後に岩手に戻って来たギタリスト・小林道夫さんに音楽の理論を教わったことで、ようやく納得と発展が出来るようになった。
 フルートを始めようと思ったのは生まれ故郷宮古市の千徳小学校時代、4年になったら友とフルートで鼓笛隊(ブラスバンド)に入ろうと約束したが、父は中学校、母は小学校の先生で転勤の為、4年生から両親と共に盛岡へ、彩さんも北厨川小学校へ。そのため友に2年の遅れをとって北稜中学校に入ってからフルート始め、同校吹奏楽部で東北大会まで出場。以来、高校、大学吹奏楽部、同ジャズ研究会。さらには盛岡吹奏楽団でと吹き続けながらライブハウスジャムセッションやバンドでも演奏。結婚して中国へ渡ってからは、言葉通じなくとも音楽なら通じる!と外人も集まる2ヶ所のライブハウスへ通ってフルートを吹き「シャオ・レーベン!」イエーイッ!と驚かれたという。「教育的にはアンチ日本でも、アニメでも日本語を勉強するし、日本の音楽も大好きだが、中国全体の話ではない。違和感は感じるがおおむね人はいいし、信頼すればすごくよくしてくれるが、適当なところは傾向としてはあるみたいで、ビジネスライクはむずかしい」と言う彩さんは「音」で中国に居る日本人の「おっと」とつながりながらパソコンワーク中である。



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