盛岡のCafeJazz 開運橋のジョニー 照井顕(てるい けん)

Cafe Jazz 開運橋のジョニー
〒020-0026
盛岡市開運橋通5-9-4F
(開運橋際・MKビル)
TEL/FAX:019-656-8220
OPEN:(火・水)11:00~23:00

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幸遊記NO.441 「三上良徳のFMテープ録音CD化」2019.7.1.盛岡タイムス
 4日間乗り放題のJR・大人の休日切符で来ました!と仙台から年に1、2度やって来る三上良徳さん(68)は今年もニコニコしながら手土産持参(三色最中と手焼きのCD)で来店。この数年、彼が現れる予告の電話を受け取ると思わず期待に胸が膨らんでいることに気付く。それは、僕がジャズにのめり込むきっかけとなった、岩手出身のジャズピアニスト・故・本田竹広(1945~2006)さんが、自分のトリオや、リーダーを務めたネイティブサン、あるいはそれ以前の渡辺貞夫さんのバンドにいた頃のFM生放送を同録したテープから、CDに焼き直したものをプレゼントしてくれるからなのだが、何よりも嬉しいのはその音源のデータがものすごくしっかりしていること、いわゆる「いつ、どこで、誰が誰と、誰の何という曲を演奏した」をカンペキに調べ印字してくるからなのです。
特にも良い音楽はそのデータによって明日への懸け橋となり、より虹色に輝くものなのですが、昔のレコードはクラシック始め、ポップスも歌謡曲も録音年月日はおろか指揮者や歌手、団体の名称以外に演奏者名など無記載が多くて何の役にも立たないものがほとんどである。その点、ジャズは昔から全てのデータが記録されてきたことには、本当に頭が下がります。お蔭様で僕も1978年からレコードやカセット、CD作りをして今に至ってますが、その制作に関わった人々の名をそのインナーに印刷してきたのは、そうしたジャズの先人たちを見習ったことによるものなのでした。
 それはそうと、三上さんが音楽を好きになったのは家にあったレコードを親から聴かされた幼稚園の頃。だが成長するにつれ、クラシックのこれは誰の何番とかいう学校の講釈がいやでジャズのほうへ向ったが、正直、最初は雑音にしか聴こえなかったらしい。だがデパートで聴くジャズが耳に心地良くなり、東北学院大経済学部へ通う頃には仙台にあったジャズ喫茶ダウンビートへ行き、1970年頃からはエアチェックし、オープンリールテープに有名どころの人達を録音して聴いた。金融機関を定年退職してからはアナグロテープからデジタルへの変換作業するため高周波の勉強をし、最近は定禅寺ジャズフェスで気に入ったバンドを生録それを写真と共にCD化、それを、演奏者にプレゼントして友好を深めているという。



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