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盛岡市西青山のオリエンタルプランニングサービスの深谷幸夫氏からの葉書が届いたり彼が現われたりすると、僕はふと1980年代、盛岡夕顔瀬にあった、ジャズレコード店のことが頭に浮かぶ。何故かと言えば店の名が、「オリエンタルレコード」。経営していたのは故・菊池幸代さんという方でしたから、オリエンタルな幸つながりからである。
前置きが長くなった!。その深谷氏が言うことに「葛岡はジョニー教にすっかりはまってしまってるもんね!」だった。葛岡さんは名を恒久(つねひさ)といい、二人は高校の同級生同士である。深谷氏が帰ったあと、僕の女房は「あなたこそ葛岡教にどっぷりじゃないですか!」と言う。あっはっは! 紫波町高水寺で名曲喫茶「これくしょん」を営んでいた故・小畑倉治さんの跡を継いで今店をやっているのが葛岡恒久さん。彼は同町の「本のくずおか」の店主だったが、盛岡上ノ橋町通りにあった「みみずく書房」をたたんだ彼の弟に本屋をゆずり、自分は古書・名曲・喫茶の「これくしょん」を2015年12月12日再開させた。開店したその月日は「ジョニー・ジョニー」と僕は読むのだが、それは僕の再婚記念日あり、僕の教祖・穐吉敏子さんの誕生日である。これくしょんに流れている音楽のほとんどは僕が制作した「秋吉敏子の1980」をはじめとするジョニーズ・ディスクのオンパレード。もちろんクラシックのレコードやCDも沢山あるのだが、リクエストでもしないかぎりは掛けない、かからないを、開店以来今なお平然とやってのけ、しかも電話での第一声は必ず「おせわになっております」なのである。 彼の家は東北自動車道紫波インターから西へ数百メートル行った上平沢商店街の一角。近所にある紫波八幡宮の境内で年に2回行われている「志和蚤の市」の実行委員長でもある彼。4月末に「古書恒久堂」(こしょ・こうきゅうどう)と看板を書いて!と古い板を持参。「無休だったこれくしょんを5月から火曜定休にして、火曜日だけの週一、古本屋を始めます。売上げ目標は月2万円です」と笑った。看板を書いて持って行ったらその恒久堂は古本に囲まれた昭和レトロ感たっぷりの高級堂で、「珈琲」に「こがしまんじゅう」も最高でした!一日で一ひと月の目標クリアが続いているそう!です。 戻る |
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