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去る3月20日(祝・月)付盛岡タイムス一面の「天窓」欄、1982年のCD誕生以降衰退の一途をたどってきたアナログレコードについて「唯一残った国内レコードプレス工場やレコード針の生産工場が風前のともしびから、今やフル回転へと復活したようだ。時代は回りながら進む」と。
又、昨2016年12月23日付朝日新聞、一関のジャズ喫茶ベイシーの店主・菅原正二さんのコラム「物には限度、風呂には温度」の第120話「イースト・オブ・ザ・サン」にて「来る年2017年から爆発的なアナログ・レコード・ブームが湧き起こるという。ホントかいな?と思うが、ホントらしい。実はマニアックな人たちの間では10年以上も前からそれは起こっていたのだが、飛び火して、何の罪もない人々にまで伝染そしてバンデミックが起こるのが来年だとマスコミが騒ぎ出している。これはしかし日本だけの話ではなく世界的な雲行き、、、、」とある。 音楽鑑賞スタイルがレコード、CDなどの固体物から配信という無形物?へと変化しCD,レコードの大形店廃業が相次いだアメリカで、個人経営のレコード・ストア・デイが始まったのが2008年。4月第三土曜日に、有名アーティストがアナログ盤限定作品をレコード店で発売する世界同日開催の原典。日本も本格的に参加したのは2012年。今年2017年は4月22日(土)の同時開催で、21ヶ国、数百のレコードショップが参加を表明している。 実は今、レコードフェアや東京の中古レコード店はどこへ行っても黒山の人だかりである。盛岡出身・在住のジャズシンガー・金本麻里さんが、第一回ちぐさ賞を受賞した時の副賞として制作されたのもCD付アナログレコード盤2014年での発売で、あっという間に売り切れる人気振りでした。昨2016年秋には「レコードのある暮らし」というフリー冊子も創刊されて大人気。プレイヤーも一万円弱のものでアンプ、スピーカー内臓という簡単なものが若者達の間に普及している様子なのだ(僕も高校生時代を思い起こさせられた)。 「効率と合理性に追われる生活の中で、ふっとひとときこの音に包まれるということ。人類ではなく“にんげん”みたいなことを思い出させてくれる気がする」とゼロからスタートし、その後のレコードライフを語る宇宙女子・黒田有彩さん(30)の感動体験のNASAり方も面白い。 戻る |
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