盛岡のCafeJazz 開運橋のジョニー 照井顕(てるい けん)

Cafe Jazz 開運橋のジョニー
〒020-0026
盛岡市開運橋通5-9-4F
(開運橋際・MKビル)
TEL/FAX:019-656-8220
OPEN:(火・水)11:00~23:00

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幸遊記NO.66 「デュッセルドルフの交響楽団」2012.4.10.盛岡タイムス

 世界三大B、バッハ、ベートーベン、ブラームス、を生んだ音楽の国ドイツ。その中でも、長い歴史を持つ、デュッセルドルフのオーケストラ文化。町は1914年以降、有名宮廷楽団を抱え、バロック音楽の中心地へと発展させた。1720年以降は宮廷音楽家達が「マンハイム管弦楽団」の基礎をつくり、1818年には「市立音楽連合」なる合唱団が組織され、1864年市は正式に音楽家達を雇用しそのスタイルは現代まで続いていると言う。
 そのドイツの至宝、伝説のオーケストラ、デュッセルドルフ交響楽団がドイツの魂とされるベートーベンの曲を携え、日本にやって来たのは2006年の秋だった(10月31日、東京サントリーホール)。
その翌日11月1日、同楽団の首席・ソロ・コントラバス奏者・ブウォジミエシュ・グラ(WlodzimierzGula)氏が何と「開運橋のジョニー」にやって来たのでした。ヒゲ面とヒゲ面の彼と僕は酒酌み交わし、意気投合。その日出演の藤原建夫ピアノトリオとのセッション!感激のあまり女房の小春さえ会計を忘れて帰した程だった。
ところが更にその翌日の11月2日、兵庫と岩手の混合カルテットのライブ中に、何と楽団の半数だという40人程をグラ氏が連れて来て、ビア!ビア!で、アッと言う間にビールが売り切れ。お客で来てた紫波の「ささき歯科」の先生が外へ出て、「コンビニ」数軒歩いて買い求めて来たと両手いっぱい缶ビール。それじゃ、もう一度!これがホントの缶パイ!ですと再び盛り上げた。
その後楽器を持って来てた楽団員が入れ替わりステージに立っての大ジャムセッション!いやあ凄いのなんの、うれしいの!で夢の様。同行取材のドイツ・ジャーナリストだという二人を紹介された時、僕は「ノー!ノー!貴方たちはジャーマンリスト!だ」と言ったら「ダジャレ」が通じて皆「アハハッ!」の大爆笑。
先ごろTVで情熱のタクトと呼ばれている日本人指揮者・佐渡裕氏が、なんとあのデュッセルドルフ交響楽団に招かれ、同市のトーンハレホールで「東日本大震災チャリテイコンサート」。ベートーベンの第九を汗と涙でグショグショになりながら懸命に指揮し、黙祷する姿に僕は大感動した。




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