盛岡のCafeJazz 開運橋のジョニー 照井顕(てるい けん)

Cafe Jazz 開運橋のジョニー
〒020-0026
盛岡市開運橋通5-9-4F
(開運橋際・MKビル)
TEL/FAX:019-656-8220
OPEN:(火・水)11:00~23:00

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幸遊記NO.448 「金沢リバーサイドの篠崎文・川東優紀」2019.8.19.盛岡タイムス
 金沢の夜は長い!そう思ったのはA氏が深夜連れてってくれた犀川大橋から2軒目のビル最上階にあるリバーサイドという店のベランダから川を眺めた時だった。盛岡・開運橋から2軒目の最上階、開運橋のジョニーのベランダと同じ様なロケーションに思わずビックリ!A氏もどうやら僕の驚く顔を見たかった様子だ。リバーサイドといえばアメリカの名門ジャズレーベルだが、日本じゃ井上陽水の「リバーサイドホテル」が超有名。けれど美しい川で想い出すのはリバーサイドに建っていたホテルの窓から眺めたシカゴの夜景と「長い夜」。A氏との「約束の地へ」来て50年前のジャズっぽいブラスロックグループ「Chicago」の曲まで思い出した!という訳。
 そのリバーサイドというジャズバーでは小柄な女性ベーシストがギターをバックに浅川マキの“ちっちゃな時から”をうたい僕を感激させた。名前を聞けば中学2年の時からなぜか“ジョニー”と呼ばれてきたという川東優紀さん(34)。母校金沢高丘中学の大先輩があの森喜朗氏。彼女の母・麗子さんは浅川マキさんと一緒に働いていたことがあり、マキさんは当時、美空ひばりのうたが得意で、家にはマキさんの色紙「夜が明けたら」もあるという。「自分は体が小さいので大きいものにあこがれ、金沢大学時代からジャズ研究会で大きなベースを弾き、現在に至る。浅川マキが自分の中では最高、最強で“ふしあわせという名の猫”が一番好きなの」だとも。
 A氏がブンさんと呼ぶ篠原文(あや)さんの店「リバーサイド」は東京からのツアーミュージシャンの受け入れ、地元ミュージシャンのライブやセッションの采配、サンデー昼ジャムやジャズイベントの企画、ミュージシャン派遣、自らもジャズ歌手として店やホテルや野外のステージにも立つ才女。セッションではデイバイデイ。クロス・トウ・ユーなどを軽く歌い切る歌唱力とステージングの上手さ。A氏のいう「地方に埋もれさせたくない歌手ですよ!」を納得した次第。僕はその時、1980年代初頭に、新潟在住ピアニストの演奏を聴いて欲しい!と陸前高田まで一本のカセットを持参した女教師のこと。それを縁に住田町の農林会館で録音し、LPレコードにして全国発売、今や和ジャズ名盤の一枚に数えられるに至った小栗均さん(山本剛の師)のアルバム「みどり色の渓流」のことがフィードバックした。



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