盛岡のCafeJazz 開運橋のジョニー 照井顕(てるい けん)

Cafe Jazz 開運橋のジョニー
〒020-0026
盛岡市開運橋通5-9-4F
(開運橋際・MKビル)
TEL/FAX:019-656-8220
OPEN:(火・水)11:00~23:00

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幸遊記NO.276 「藤原進のみちのく浪漫CD」2016.4.25.盛岡タイムス
 11年前の2005年、僕は「T・STEP・BATTLE・IWATEKEN」という1枚のCDをプロデュースした。当時、岩手県内で活動していた、個人やグループなど16組。ジャンルを問わない、オリジナル曲を募集しての制作だったから、岩手音楽カタログとして全国からそこそこの好評を得、これをきっかけとしてプロになった3人。セミプロで歌手や演奏活動している5人などと、その数指折ってみれば、たいしたもん?で中には僕の曲「君は帰ってきた」を唄ってくれた大船渡の二人組もいた。
 そんな中にあって、1番の注目を集めたのが「未知国浪漫・藤原進」(現60才)だった。「あなたと出合った あの十和田の湖畔 二人で歩いた奥入瀬も 今はただひとつの青春の楽しい思い出に・・・」エレキギターを弾きながら,青春時代のあわい恋心を歌ったそれは、懐かしい様なメロディとサウンドで郷愁を誘い、制作発売元の若い社長でさえ、シングルカットして全国発売を考えた程でしたが、発売に至らず残念だった。
 彼、藤原進さんは「エムズ・ポケット」という5人編成のエレキバンドを率いてイベントや温泉施設など中心にLIVE活動しているのですが、今年2016年2月、「マスター!CDを作りましたのでよろしく!」と持参して来た。タイトルを見れば「みちのく浪漫」「夜霧のコテージ」(カラオケ付)。久しぶりに聴く曲に青春さえよみがえり、幾度となく聴き返しているうちに、僕がFM岩手の番組を持っていた時、この曲放送したことも、思い出しました。
 彼がギターを最初ににぎったのは小学5年生の時。中学に入る時にトンボ学生服を買えば白いギターが付いてくるはずだったが、親がトンボを逃がし?替りに先生がフォークギターをくれたのだったという。以来、エレキバンド、GSなどを独学コピー。松尾町屋敷台中学を卒業して千厩専修職業訓練校の自動車整備科へ進んだ時、おふくろが当時3万円もしたエレキギターを買ってくれたのだったと顔をほころばす。
 自動車修理工、松尾鉱山鉱毒水中和処理施設、電気関連の会社などを経て、現在は学校給食センターの配送係として働く藤原さんだが、オリジナル曲を口ずさみながらCD宅配にもいそしむ毎日である。



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