盛岡のCafeJazz 開運橋のジョニー 照井顕(てるい けん)

Cafe Jazz 開運橋のジョニー
〒020-0026
盛岡市開運橋通5-9-4F
(開運橋際・MKビル)
TEL/FAX:019-656-8220
OPEN:(火・水)11:00~23:00

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幸遊記NO.272 「1958年のJAZZ・DAY」2016.3.28.盛岡タイムス
 世界中のジャズ関係者に愛され大切にされている一枚の歴史的写真がある。ジャズ黄金時代の記念碑といえる決定的な「ビッグ・ピクチャー」がそれ!。1958年8月12日火曜朝のニューヨーク・ハーレム。当時ニューヨークで活躍中のほとんどのビッグ・ネーム・ジャズ・ミュージシャンが、アメリカの雑誌「エスクァイア」の企画、呼び掛けに応じて集まった白人、黒人合わせての57名と、12人の子供達が一緒に、アート・ケインのカメラにおさまったモノクロ作品は時が経てばたつほど、誰しもが見とれてしまう程の、奇跡的でクレィジーな写真。
 アメリカでは、それから60年近く経た今日でも、歴史的なJAZZDAYとして語り継がれており、何とその伝説の写真物語が絵本「JAZZ・DAY」となって今年2016年に発売になったばかりであったから、グット・タイミング!のビックリポン!18,99ドル+TAXを払い買い求めた。その翌々日、貸切バスで「ナショナル・ジャズ・ミュージアム・イン・ハーレム」を目指してたどり着いたら移転で、129th st58 Wの新ミュージアムへ移動。着いた所は小さくてとてもシンプルなたたずまい。
 入るとお客さんは誰もいなかったから、まるで貸し切り状態だったので、僕は、そこにあったSPレコード棚の中に、ピアニスト・テディ・ウイルソンの「スイート・ロレイン」がありますかと尋ねたら、パソコンで探してくれて、「デジタル化してあり、聴くことも出来る」というので、ヘッドフォンで聴かせて貰った。戦後満州から日本へ引き揚げた、穐吉敏子さんが1946年に別府のジャズコレクターから同盤レコードを聴かせられ、ジャズに開眼したという昔聞いた話を重ね合わせながらの鑑賞はその演奏内容と共に感動的でした。
 そして、ミュージアムには、先日穐吉さんとジャズピアノサミットに出演した、アーロン・デールの大きな写真。その向い側の壁には、更に大きな、1958年のJAZZDAYの特大写真ポスター!。僕は帰り際その学芸員に、写真を撮った場所を尋ねミュージアムのパンフにメモしてもらい126th stのレキシントンAveとマジソンAveの間にある17Eのアパート前に57人ならぬ僕達17人並んで感激の記念撮影!その2016年3月7日は、僕らにとっての新しいジャズ・デーとなったのでした。



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