盛岡のCafeJazz 開運橋のジョニー 照井顕(てるい けん)

Cafe Jazz 開運橋のジョニー
〒020-0026
盛岡市開運橋通5-9-4F
(開運橋際・MKビル)
TEL/FAX:019-656-8220
OPEN:14:00~24:00

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幸遊記NO.75 「井上洋一のヴィンテージ・ワイン」2012.6.12.盛岡タイムス
 ジャズ喫茶通いを始めた高校一年の頃から、穐吉敏子さんの演奏を耳にし、2003年に行われた、最後の「穐吉敏子・ジャズオーケストラ」東京公演にも、北海道から足を運んだと言う、帯広のアキヨシ・ファン・井上洋一氏。
 彼が、僕の店「開運橋のジョニー」に現れたのは昨2011年の秋。12年の6月で最後となる穐吉敏子さんの一人旅・日本ツアーの後半、札幌の「くう」というジャズスポットでの演奏を終えたところから、僕が後一週間のスケジュールを頂いて、公演先を決める準備をしている時だった。
 ワインショップを経営しているという井上氏に、ワイン通としても、その世界に知られる、穐吉敏子ピアノコンサートの企画を打診してみたら、彼は「これを逃したら後悔する」と瞬時に思ったらしく即決!。そして「私としては、ただ、頭数を集めればいいコンサートには、したくない。本当に穐吉さんの演奏を聴きに行きたい、という意識を持つ人に、集まって貰える様な“手づくりコンサート”にします」と言って帰ったのでした。
 それから、今年に入ってすでに二度、先日には、「地元では、殆んどの人がこの新聞を読んでいるのです」と言って、十勝毎日に大きく紹介された記事の切り抜きまで持参してくれた。聞けば、日本酒にも力を入れようと、酒蔵を訪ね、実際に自分の目と鼻と舌で確かめ、良しとする酒探しの行脚。
 だから、世界に冠たる「穐吉のジャズ」でさえ、ファンとしてレコードやCDを聴いて来て、コンサートも聴きに歩き、彼が心から納得した上で、自信を持ってお客様にすすめる。そんな井上洋一氏の行動から、僕は、酒や音楽、商品の一つを取ってみても「提供する側の芸術的見地に立つ姿勢」の必要性を観せて貰った。歳は?大学は?と尋ねたら、1959年(昭和34)帯広生まれ。函館ラサール学園から日大芸術学部・映画科・脚本コースへと進んだ人でした。納得!納得!
 井の中のカワズではなく、井の上でカワス酒、それは水の如き“生ジャズ”。だから66年間も熟成させた「穐吉ジャズ」は世界広しと言えど滅多に味わえぬ、紛れも無い“極上のヴィンテージ・ワイン”の印象そのものなのである。




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